“やめるだけ”で節約になること10選

はじめに:節約は「頑張る」より「手放す」がラク

節約と聞くと、我慢や努力が必要だと思っていませんか?「買わないようにする」「使わないようにする」など、ストレスを感じる節約は、長く続きません。

でも実は、“やめるだけ”で自然とお金が残る行動もたくさんあります。

たとえば、「毎日買っている缶コーヒー」「なんとなく使っているサブスク」「つい寄ってしまうコンビニ」など、無意識のうちに出ていくお金のクセ。

こうした習慣を見直すだけで、節約はもっと気楽で自然なものになります。

今回は、「無理なく続けられる」「ストレスが少ない」「すぐ始められる」という視点から、“やめるだけ”で節約になる10の習慣を紹介します。

読んだらすぐできる、シンプルなアイデアばかり。暮らしを見直すヒントとして、ぜひ取り入れてみてください。

1. コンビニに寄る習慣をやめる

コンビニは便利ですが、立ち寄るたびにお金が出ていく場所でもあります。

飲み物やお菓子、なんとなくの雑誌やガム…「一回300円」でも、週5回で月6000円以上。これが1年で約7万円にもなります。

習慣になっている人は「毎日寄ること」自体が癖になっていて、買い物に明確な目的がなくても寄ってしまいがちです。

特に仕事帰りや学校終わりなど、疲れて判断力が鈍っているタイミングでは、つい無駄遣いしやすくなります。

対策としては、「水筒を持つ」「おやつはまとめ買いしておく」「帰宅ルートを少し変える」など、事前に対策することでコンビニに頼る必要がなくなります。

コンビニは“緊急時だけ”と割り切るだけで、驚くほど出費が減りますよ。

2. とりあえずスマホゲーム課金をやめる

無料で遊べるはずのスマホゲーム。でも「スタミナ回復」「限定アイテム」「ガチャ」など、1回300円の課金が月に1万円…なんてこと、ありませんか?感情に流されての課金は、節約の敵です。

課金の怖いところは、「1回あたりが小さい」「クレジットやアプリ内で見えにくい」こと。現金よりも“使った実感”が薄く、気づけば請求額にびっくりすることも。

やめ方のコツは、「一度アンインストールして冷静になる」「上限金額を設定する」「別の趣味を見つける」こと。

どうしても課金したいときは、月1回までの“予算”と決めると浪費が防げます。「遊び」はOKですが、「無意識の課金」だけは手放してみましょう。

3. 「なんとなくのサブスク」をやめる

毎月自動で引き落とされるサブスク。使っているサービスなら便利ですが、「全然観ていない動画配信サービス」「読み放題なのに読んでいない電子書籍」など、“惰性”で払い続けているものはありませんか?

サブスクの怖さは、「自動で引かれる=意識が薄れる」こと。1つ1000円でも、複数あればすぐに月5000〜1万円に。年額にするとかなりの出費です。

おすすめの見直し方は、「今月1回も使ってないものは解約」「無料期間を超えたら一度停止」「年2回の“サブスク棚卸し”」をルール化することです。

意外と忘れている契約があったり、昔のままのプランが割高になっていたりすることも。

本当に使うものだけを残すことで、満足度もお金もちゃんと残ります。

4. 毎日買う飲み物をやめる

自販機やコンビニの飲み物、1本150円としても、毎日買えば月4500円。これが1年で5万円を超えます。「たった1本」も、毎日積み重なると大きな金額に。

やめる方法としておすすめなのが、水筒やマイボトルの習慣です。

最初は面倒に感じるかもしれませんが、自分好みのお茶を入れたり、温度がキープされたりと、意外と満足感は高いもの。

しかも、エコにもつながります。

また、会社のウォーターサーバーや給茶機、カフェの“マイボトル割引”を活用すればさらにお得です。

飲み物代は「気づかない出費の代表格」。

まずは1日でもいいので“持参する日”を作ってみましょう。

5. 「安いから買う」をやめる

セールや100均、アウトレットなど、「安いから」という理由だけで物を買っていませんか?

本当に必要かどうかよりも「今だけお得!」に反応してしまうと、使わないまま放置→結局ムダ、という悪循環に。

「安さ」に目を奪われると、「使う目的」「置き場所」「代わりに何を手放すか」が曖昧になり、物が増えるだけでなく、生活もごちゃついていきます。

結果として“節約どころか浪費”になってしまうのです。

対策は、「必要な物だけをリスト化して買う」「衝動買いは24時間置いてみる」「“今買う理由”を明確にする」こと。安さより“使う価値”を大切にするだけで、出費も暮らしも整っていきます。

6. なんとなくテレビやネットを流し見する習慣をやめる

「ちょっと見よう」と思ってテレビや動画をつけたはずが、気づけば2時間…。

そんな時間、ありませんか?実はこれ、ただ時間が失われるだけじゃなく、“浪費スイッチ”を入れてしまう行動でもあるんです。

CMやSNS広告、YouTube内の紹介などには「欲しくなる仕掛け」が満載。疲れていたり、ぼーっとしていたりすると、判断力が落ちて「ポチッ」と買ってしまうケースも多いです。

気づけば何か買っていて、「あれ? これ本当に必要だったっけ?」と後悔することも。

対策としては、「見る時間をタイマーで区切る」「スマホは通知を切ってから見る」「“ながら視聴”をやめて、観るなら観るだけに集中」など、自分の時間とお金を守るルールを作ってみましょう。

余計な刺激を減らすと、物欲も自然に落ち着いていきます。

7. 週末の“なんとなく外食”をやめる

「家事が面倒だから」「とりあえず行っとく?」という週末のなんとなく外食。1回の出費は2000〜3000円でも、週1なら月に1万円以上、年間で12万円を超えることもあります。

もちろん、外食は悪いことではありません。でも、「疲れたから」「献立を考えたくないから」という理由だけで何となく使うのは、節約の面ではもったいないです。

おすすめは、「手抜きでも満足できる家ごはんセット」を準備しておくこと。たとえば冷凍うどん+天かす+温玉、レンチンOKのカット野菜+ドレッシング、など。

準備のハードルが下がれば、外に出るより家のほうが楽になることも多いです。

外食は「楽しみたいから行く」にシフトすれば、心もお金も満足度が高まります。

8. なんとなくATMに通うのをやめる

手持ちがないからと毎回コンビニATMでおろすと、1回の手数料が110〜220円。

月に3回使えば660円、年間で8000円近い出費になります。これ、かなりもったいないですよね。

しかも、ATMでこまめに引き出す人は、お金の「使い道の記録」も曖昧になりやすく、結果として“消えたお金”が増える傾向にあります。

対策は、「月に1回だけまとめておろす」「現金管理を封筒や予算ごとに分ける」「ATM利用料が無料の銀行口座を選ぶ」など、少しの仕組みで節約効果が生まれます。

お金は「使い方」だけでなく「管理の仕方」でも節約できる。

ATMを“なんとなく使う”習慣を手放して、意識的なお金の流れに変えていきましょう。

9. 無意識な「なんとなくの買い足し」をやめる

スーパーやドラッグストアで、目的のもの以外に「あ、これもあったら便利かも」とついカゴに追加。そんな“ついで買い”、誰にでもあるはず。

でもこれ、1回200円でも、週3で月2400円、年間3万円近い出費になります。

特に注意したいのが、「安いから」「いつか使うかも」という理由での買い足しです。

たいていは忘れてしまったり、他のもので代用できたりして、結局ムダになることが多いです。

やめるには、「買う前にリストを作る」「5秒考えてからカゴに入れる」「“なくても困らないか”を基準にする」などの工夫が効果的です。意識して選ぶだけで、買い物の質がグッと上がります。

10. 「1円でも安く」を追いかけるのをやめる

「少しでも安く買いたい」という気持ち、わかります。でも1円2円の差にこだわって遠くのスーパーに行ったり、時間をかけて比較したりしていませんか?

実はその“節約行動”自体が、時間や体力、心のエネルギーを浪費してしまうこともあります。

節約は「金額」だけでなく、「時間」「気持ちのゆとり」も大切。たとえば、5円安い商品を買うために20分歩いたら、その労力がかえって損かもしれません。

やめるべきは、“頑張りすぎる節約”

「自分が心地いいと思えるペースで」「必要なものだけをムダなく買う」

それがストレスフリーで続く“ほんとうの節約”になります。

まとめ:「やめる」ことで、暮らしがラクに、お金が残る

節約は「やることを増やす」より、「ムダな習慣をやめる」ほうがずっと簡単で効果的です。

今回ご紹介した10項目のうち、どれかひとつでも「これ、あるかも…」と思ったら、それをやめてみるだけで節約になります。

  • コンビニに毎日寄る
  • ついスマホゲームに課金
  • 惰性で払い続けるサブスク
  • 「安いから」で買いすぎる
  • ATMや外食、ついで買い…

無理して我慢するよりも、まずは使っていないのに出ていくお金”を止めること。


それだけで、心も暮らしも軽くなって、自然とお金も残っていきます。

節約の本当の目的は、「お金を残すこと」じゃなくて、「安心感と選択肢を手に入れること」。
今日から“がんばらない節約”を、ぜひ始めてみてくださいね。


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