9月から始める“冷えない体づくり”|秋冬をラクに乗り切るための準備
目次
1. “冷えない体”は9月からつくる|秋のうちに備える理由

「冷え対策は冬からでいい」と思っていませんか?
実は、本格的な寒さが来る前の“今こそ”が、体を整えるチャンスなんです。
9月は、日中と朝晩の寒暖差が大きくなり始める時期。
体は夏の疲れを引きずったままなのに、季節は静かに「冬に向けた準備」を始めています。
このタイミングでケアを怠ると、次のような冷え症状につながりやすくなります。
- 手足が冷たく感じる
- 夜、布団に入っても足元が温まらない
- 朝スッキリ起きられない
- 生理不順やお腹の不調を感じる
これらの不調は、気づかないうちに体が冷えているサインかもしれません。
✅ 9月は“プレ冷え”に気づく季節
気温が下がりはじめるこの時期は、体が冷えていても自覚しづらい「プレ冷え」状態になりがちです。
だからこそ、「なんとなくだるい」「疲れが抜けにくい」と感じたら、冬に備えて“冷えにくい体”を育てる準備を始めましょう。
2. 夏の疲れが冷えの原因に?秋の「冷え予備軍」に要注意

「まだ寒くないし、冷えてる感じはしない」
そう思っていても、体の中では夏のダメージがじわじわと冷えにつながっていることがあります。
特に9月は、「夏の疲れ」と「秋の気温差」が重なる要注意の時期。
このダブルパンチによって、自覚のない“冷え予備軍”が増えるのです。
【秋にかけて起こりやすい冷えの原因】
● 冷房による自律神経の乱れ
…長時間の冷房環境で、体温調整機能が乱れたまま残っていることがあります。
● 冷たい飲み物・アイス・冷たい麺類のとりすぎ…内臓が冷えたままになっており、基礎代謝が下がっています。
● 睡眠の質の低下
…夜間の冷えや寒暖差で、熟睡できていないと、疲労が回復せず体がこわばります。
● 運動不足による血行不良
…汗をかかない生活が続くと、巡りの悪い体になり、冷えやすくなります。
✅ 「冷えてから対策する」のでは遅い
冷えは慢性化すると“温めてもすぐ戻る”体質になります。
だからこそ、まだ気温が下がりきっていない“今”こそ、リセットのチャンス。
3. 今日からできる!冷えに負けない生活習慣の整え方

冷えに強い体をつくるには、日々の暮らしの中で“温める習慣”を積み重ねることが何より大切です。
特別なことをしなくても、ちょっとした意識の変化で体はしっかり応えてくれます。
【冷えない体をつくる生活習慣のポイント】
● 朝起きたら、まず1杯の白湯を飲む
→ 内臓をゆっくり目覚めさせて、体の中からじんわり温めます。
● なるべく湯船に浸かる習慣をつける
→ シャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯(38〜40℃)で15分程度の半身浴がおすすめです。
● 下半身を冷やさない服装を心がける
→ 足首・お腹・腰まわりを守るだけで、体感温度が大きく変わります。
レッグウォーマーや腹巻きなどの“冷えとりアイテム”も効果的です。
● 朝食を抜かず、温かい食べ物を取り入れる
→ 空腹のまま動くと体温が上がらず、冷えやすくなります。
ごはん+味噌汁だけでも、温かい朝食は代謝を高めてくれます。
● 毎日5分でもストレッチやウォーキングを
→ 筋肉を動かすと血流が良くなり、冷えにくい体質に近づきます。
特に太もも・お尻・ふくらはぎは“体の暖房機”とも言われています。
4. 食事で温める|体を芯から整える“温活ごはん”

冷え対策の基本は「食べること」
なかでも、体を内側から温める食材やメニューを意識するだけで、毎日の食事が“冷えとり習慣”になります。
【体を温める食材の選び方】
● 旬の根菜類
→ にんじん、ごぼう、大根、れんこん、かぼちゃなどは、土の中で育つ=体を温める性質があります。スープや煮物にすると効果的。
● 発酵食品
→ 味噌、納豆、キムチ、ぬか漬けなどは、腸内環境を整えて冷えにくい体づくりをサポート。毎日の食卓に少しずつ加えるのがおすすめです。
● 薬味・スパイス系
→ 生姜、にんにく、ねぎ、シナモン、山椒などは、血行促進効果があり、体をポカポカにしてくれます。味噌汁やおかずに少量プラスするだけでもOK。
● 鉄分・タンパク質
→ 冷えは血液の質にも関係しています。赤身肉、レバー、豆腐、卵、魚など、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
【かんたん温活ごはん例】
・生姜たっぷりの豚汁
・かぼちゃと玉ねぎの味噌バター煮
・キムチ納豆ごはん(※発酵×温食の最強コンビ)
・れんこんと鶏団子のあったかスープ
・ほうじ茶や生姜湯など、温かい飲み物で水分補給
冷たい飲み物やサラダばかりでは、秋〜冬の冷えに太刀打ちできません。
「温める食材を、温かく食べる」
これを意識するだけで、体はじわじわと変わっていきます。
5. 冷えに効く!おうちでできる簡単セルフケア習慣

冷えは毎日のセルフケアでもじゅうぶんに防ぐことができます。
ここでは、特別な道具や時間をかけずにできる“冷えとりケアをまとめました。
【1. 足湯(5〜10分)】
洗面器やバケツに40℃前後のお湯を入れて、足首まで浸けるだけ。
内臓や全身の血行が良くなり、冷えやむくみに効果的です。
寝る前に行うと、眠りも深くなります。
【2. お腹・腰まわりの温熱ケア】
ホッカイロやレンジで温める小豆カイロなどをおへそや仙骨(腰の真ん中)に当てると、内臓が温まり、冷えがやわらぎます。
【3. ストレッチ&深呼吸】
ガチガチに固まった筋肉は、血の巡りを悪くします。
寝る前や起きた後に、簡単なストレッチ+深呼吸を数回。
呼吸を深くすると、自律神経も整い、冷えに強い体質につながります。
【4. ツボ押し】
“三陰交(さんいんこう)”や“湧泉(ゆうせん)”など、冷えに効果があるツボをやさしく刺激するのも◎
→ 三陰交:内くるぶしから指4本分上
→ 湧泉:足裏の中央あたり
【5. お気に入りの「温め習慣」を見つける】
● ハーブティーを飲む
● ひざ掛けを常備する
● お風呂にエッセンシャルオイルを入れる
「これをすると落ち着く・ほっとする」ものを自分の中に持っておくと、冷えとストレスの両方にアプローチできます。
6. まとめ|「なんとなく不調」を冬に持ち越さないために

冷えは、いきなり始まるものではありません。
9月のうちに感じる「なんとなくダルい」「朝がつらい」などの不調こそが、体からのサインです。
この時期から
● 温かい食事
● 湯船に浸かる習慣
● 軽い運動やストレッチ
● 足元・お腹まわりの冷え対策
などを少しずつ生活に取り入れておくことが、秋冬をラクに過ごす大きなカギになります。
冷えを防ぐことは、ただ寒さをしのぐだけではありません。
心と体のコンディションを守る“土台づくり”でもあるのです。
今年の秋冬は、「あたたかさの習慣」を育てながら、冷えに負けない、軽やかな毎日を過ごしてみませんか?

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