メンタルが弱い自分を変えたいあなたへ|中村天風に学ぶ「心を強くする言葉」
目次
1. 「心が弱い」と感じているあなたへ|まず伝えたいこと

「また落ち込んでしまった」
「どうして自分はこんなに弱いんだろう」
「こんな性格、もう変えたいのに…」
そんなふうに感じているあなたは、きっととても真面目で、繊細で、がんばり屋さんなのだと思います。
でも、どんなにがんばっても、心が思うように整わない時ってありますよね。
✅ 心が弱いのではなく、「疲れているだけ」かもしれません
現代は、情報も人間関係もスピードが早くて、常に比べられたり、評価されたり。
心が不安定になるのは、ある意味「当たり前の反応」です。
だからこそ、「自分を責めないこと」から始めてください。
「メンタルが弱い」のではなく、
“優しすぎるからこそ、敏感に反応してしまう”だけかもしれません。
✅ 自分を変える第一歩は「焦らず、今の自分に気づくこと」
そして、もし「変わりたい」と思っているなら、それはあなたの中にすでに“前に進もうとする力”が芽生えている証拠です。
このコラムでは、そんなあなたに、中村天風という人物の「言葉の力」をお届けします。
2. 中村天風とは何者か?心を変える“哲学の師”

中村天風(なかむら てんぷう)という名前を、あなたは聞いたことがありますか?
彼は、明治から昭和にかけて活躍した思想家・実業家・講演家であり、日本で初めて「心と体と人生を整える哲学(=心身統一法)」を提唱した人物です。
✅ 天風さんは、もともとボロボロだった
実は中村天風も、かつては「死にたいほどの苦しみ」を抱えていた人でした。
結核にかかり、生きる気力も失って、人生をさまよっていた頃、彼が出会ったのが「心の力」でした。
ヨガの修行や世界中の哲学を学んだ末に、
「病や不安は“心のあり方”で変わる」という真理にたどり着きます。
✅ 松下幸之助、本田宗一郎など、成功者たちの“心の先生”
天風哲学の影響を受けた人たちは、実に多彩です。
パナソニック創業者の松下幸之助さん、ホンダの創業者・本田宗一郎さん、さらには稲盛和夫さんや大谷翔平さん、アスリート、政財界の重鎮。
彼の教えを「人生の指針」としていました。
3. 自分を変える第一歩は「言葉の力」から始まる

「どうせ自分なんて…」
「きっとまたうまくいかない」
「もうダメかもしれない」
そんな言葉を、心の中で無意識につぶやいていませんか?
実はその“つぶやき”こそが、心の元気をじわじわと奪っている原因なのです。
✅ 中村天風が何より重視した「言葉の力」
天風さんは、「積極的思考」を語る上で、最も大切にしていたのが言葉の選び方でした。
彼は言います。
「人間は、自分の言葉で自分の心をつくっている」
ネガティブな言葉を口にすれば、心も体もその言葉に従ってしまう。
逆に、前向きな言葉を使えば、心のエネルギーが高まり、現実も変わっていく。
これは単なる気休めではありません。
言葉の持つ力を信じ、使い続けた人たちは、実際に人生を大きく変えていきました。
✅ まずは「ネガティブ言葉の置き換え」から始めてみる
たとえば…
- 「どうせダメだ」 → 「今はうまくいってないだけ」
- 「自分には無理」 → 「まだできないだけ。これからできる」
- 「疲れた…」 → 「ちょっと休んで、また動こう」
たったこれだけでも、心の感じ方が変わってきます。
「言葉を変えれば、心が変わる」
「心が変われば、人生が変わる」
―― それが中村天風の哲学の出発点です。
4メンタルが強くなる中村天風の名言3選とその意味

中村天風の言葉は、難しい哲学ではありません。
誰でもすぐに日常に活かせる“心の処方箋”のようなものです。
ここでは、悩みや不安を抱えているときに力になる
天風さんの名言を3つ、心を込めてお届けします。
🌟 名言①
「私は 力だ。力の結晶だ。何ものにも打ち克つ力の結晶だ。」
(出典:中村天風「力の誦句」より)
【意味】
人間の本質は“力のかたまり”であり、本来あなたは何ものにも負けない存在だという宣言のような言葉です。
【おすすめの使いどき】
✔ 自信を失っているとき
✔「どうせ無理だ」と心が折れかけたとき
→ ぜひ、声に出して唱えてみてください。
自己暗示ではなく、「真実の自己認識」として使う言葉です。
🌟 名言②
「運命には、どうしても逃れられないものと、それから逃れられるものとあるんです。」
(出典:天風会公式「語録」より)
【意味】
人生には「変えられないこと(天命)」と「自分の選択で変えられること(宿命)」があります。
大切なのは、変えられる方に意志を集中させることです。
【おすすめの使いどき】
✔ 自分の人生に無力感を感じているとき
✔ 過去の出来事にとらわれて前に進めないとき
→ 「ここからは自分次第なんだ」と、心の舵を握り直すきっかけに。
🌟 名言③
「失望や落胆をさせられた出来事に対して、まず心を立て直すこと。それが先決問題なんだよ。」
(出典:天風会語録「心の処方箋」より)
【意味】
トラブルや悲しみに直面したとき、人は「問題を解決しよう」と動きたくなりますが、
本当に大切なのは“まず自分の心を整えること”。
心が整えば、物事の捉え方も自然と変わります。
【おすすめの使いどき】
✔ 落ち込んで冷静さを失っているとき
✔ 問題に直面して焦っているとき
→ いったん立ち止まり、呼吸を整えて、自分の心を見つめ直してみてください。
5. 心を整える“積極的思考”の習慣とは?

中村天風の哲学の核となる考え方――
それが積極的思考です。
これは単なるポジティブシンキングではありません。
「どんな状況でも、心の主導権を自分が握ること」
それが、天風流の「強く生きるための心の姿勢」なのです。
✅ 積極的思考とは、“どんな時でも心を落ち着ける力”
積極的思考とは、「前向きに考えること」ではなく、「否定的な気持ちに引きずられず、自分で自分の心を整える」という姿勢です。
たとえば…
- 失敗したときに「もうダメだ」と思うのではなく、「ここから学べばいい」と捉える
- 批判されたときに「自分が悪いんだ」と凹むのではなく、「必要な意見だけを受け取ろう」と冷静に整理する
- 落ち込んだときに「この気持ちを長引かせないために、今できることをひとつやってみよう」と行動を起こす
✅ 積極的思考を育てる、3つの生活習慣
- 口ぐせを変える
→ 「無理」「疲れた」「ムカつく」ではなく、「できるかも」「ちょっと休もう」「まぁいっか」に。 - 毎朝“心のスイッチ”を入れる時間をつくる
→ 深呼吸・白湯・日光浴・天風語録を読むなど、朝の5分を整える時間に。 - 落ち込んだら、体を動かす
→ 心が重たいときは、まず体から整える。軽いストレッチや散歩でもOK。
積極的思考とは、
「自分の心を、いちばんの味方にしてあげること」。
だから、どんなにネガティブになってしまっても大丈夫。
思い出したときに「もう一度、積極的に戻ろう」と決めるだけでいいのです。
6. まとめ|あなたはすでに“変わり始めている”

「メンタルが弱い」
「自分を変えたい」
そんな思いでこのコラムをここまで読んでくださったあなたは
もうすでに――
“変わり始めている”人です。
中村天風はこう言いました。
「運命は心ひとつの置きどころ」
つまり、人生を変える鍵は、今この瞬間の心のあり方にあるということ。
「自分は弱い」と思っていたその場所から、
「どうすれば前に進めるだろう」と考えるだけで、あなたの心はもう、後ろではなく“未来”を向いているのです。
🌱 今日からできる、ほんの小さな一歩を
- 「私はできる」と声に出してみる
- 朝に天風語録をひとつ読む
- ネガティブな口ぐせをひとつ減らす
- 落ち込んでも、「今この瞬間に戻ろう」と決める
それだけで、心の筋トレはスタートします。
“心が変われば、人生が変わる”
これは、誰か特別な人だけに与えられた言葉ではありません。
今日からのあなたのために、天風さんは言葉を遺してくれたのです。
どうか、今日この瞬間から――
あなた自身の「積極的な人生」を、少しずつ始めてください。

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